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簿記2級の電卓は何でもいい?試験で使える電卓と買い替える判断基準

簿記2級

簿記2級の勉強を始めると、

「3級で使った電卓をそのまま使っていい?」
「簿記2級なら高機能な電卓に買い替えた方がいい?」
「試験ではどんな電卓が使える?」

と迷うことがあります。

簿記2級では電卓を使って受験できます。

ただし、どの電卓でも持ち込めるわけではありません。試験で使用できない機能もあるため、まず日本商工会議所のルールを確認する必要があります。

一方で、ルールを満たしていて普段の問題演習でも問題なく使えているなら、

「2級を受けるから」という理由だけで電卓を買い替える必要はありません。

電卓を選ぶときは、

試験で使えるか
↓
現在の電卓で問題を解きやすいか
↓
具体的な不満があるか
↓
必要なら買い替える

という順番で考えます。

この記事では、簿記2級で使用できる電卓のルールと、今持っている電卓を使い続けるか買い替えるかの判断基準を整理します。

簿記2級は電卓を使って受験できる

日商簿記では、試験中に計算器具を使用できます。

統一試験では、そろばんまたは電卓のどちらか一つを使用できます。

ネット試験では自分の電卓を持ち込めますが、そろばんは使用できません。

ただし、電卓には機能上の制限があります。

そのため、

「家にある電卓なら何でもよい」

というわけではありません。

まず、自分の電卓が試験のルールを満たしているか確認しましょう。

簿記2級で使えない電卓を先に確認する

日本商工会議所は、簿記検定で使用できる電卓についてルールを定めています。

基本的には計算機能を持つ電卓を使用しますが、次のような機能があるものは持ち込めません。

機能使用
印刷・出力機能不可
メロディーなど音の出る機能不可
プログラム機能不可
関数電卓などの多機能電卓不可
売価・原価などの公式を記憶する機能不可
辞書・文字入力機能不可
日数計算可
時間計算可
換算可
税計算可
音の出ない検算機能可

「税計算ボタンがあるから使えない」

「検算機能があるから使えない」

とは限りません。

これらは日本商工会議所が使用可能な機能として示しています。

反対に、関数電卓などの多機能な電卓は使用できません。

自分の電卓に見慣れない機能が付いている場合は、試験前に確認しておきましょう。

スマホの電卓は試験では使えない

普段の勉強でスマートフォンの電卓を使っている人は注意が必要です。

試験では、

スマートフォン

タブレット端末

などの電卓機能を使用することはできません。

ネット試験だから、

「パソコンに入っている電卓を使えばいい」

ということもできません。

ネット試験でも自分の電卓を持参します。

したがって、現在スマートフォンだけで計算している場合は、本番で使える電卓を用意して、その電卓で問題演習をしておく必要があります。

3級で使った電卓は2級でも使える?

3級で使った電卓を持っている場合、

「2級用に買い替えた方がいい?」

と迷うかもしれません。

まず確認したいのは、2級になったから電卓の持込ルールが変わるわけではないということです。

日本商工会議所がネット試験について案内している持込可能な電卓のルールは、2級・3級共通です。

そのため、3級で使っていた電卓が現在の試験ルールを満たしていて、2級の問題演習でも問題なく使えているなら、そのまま使う選択肢があります。

反対に、

2級だから高機能な電卓にしなければならない

というルールはありません。

まず今の電卓で実際に問題を解いてみましょう。

簿記2級の電卓を選ぶときに確認したいポイント

新しく電卓を用意する場合も、

「簿記用と書いてあるから」

だけで選ぶ必要はありません。

試験で使えることを前提に、実際に問題を解くときの使いやすさを確認します。

数字が見やすい

まず確認したいのが表示です。

問題を解いている途中で、

「入力した数字が読み取りにくい」

と感じると、確認に余計な時間がかかります。

表示されている数字を無理なく確認できるか見ておきます。

キーを押しやすい

電卓は問題演習のたびに繰り返し操作します。

そのため、

数字キーを押しやすいか

よく使うキーを操作しやすいか

も重要です。

手の大きさや普段の入力方法によって使いやすさは変わるため、単純に「大きい電卓ほどよい」「小さい電卓ほどよい」とは限りません。

机の上で使いやすい

電卓を入力するたびに本体が大きく動いたり、自分にとって操作しにくいサイズだったりすると、問題演習で気になることがあります。

普段勉強する机で実際に使ってみて、

安定して入力できるか

を確認します。

継続して使える

試験直前だけ新しい電卓へ交換すると、キーの位置や操作感が変わります。

そのため、新しく購入するなら本試験だけで使うのではなく、普段の問題演習から使用します。

最終的には、

使える機能が多いか

より、

自分が問題演習で迷わず使えるか

を確認しましょう。

電卓を買い替えた方がよいケース

すでに電卓を持っている場合でも、買い替えを検討した方がよいケースがあります。

たとえば、

試験で使用できない機能が付いている

のであれば、本番で使用できる電卓を用意する必要があります。

また、

表示が見づらい

キーが押しにくい

入力時に本体が動いて使いにくい

現在の電卓で入力ミスが頻繁に起こる

など、問題演習で具体的な不満がある場合も買い替えを検討できます。

ただし、

「入力ミスが多いから高い電卓を買えば解決する」

とは限りません。

単純な操作ミスや計算手順に原因がある可能性もあります。

まず、

何が使いにくいのか

を具体的にしてから電卓を選びます。

電卓を買い替えるなら「今の電卓の何が不満か」から選ぶ

ここまで確認して、今使っている電卓を買い替えた方がよいと判断した場合も、価格や人気だけで次の電卓を決める必要はありません。

まずは、今の電卓の何が使いにくいのかを整理してみましょう。

たとえば、

  • 表示できる桁数が少ない
  • 素早く入力すると打ちにくい
  • キーが小さくて押し間違える
  • 計算中に本体が動いてしまう
  • 液晶が見づらい
  • 電卓そのものが小さくて使いにくい

といった不満によって、次の電卓で確認したいポイントは変わります。

今の電卓で困っていること買い替えるときに確認したいポイント
桁数が少ない12桁表示
素早く入力すると打ちにくい早打ちへの対応
キーを押し間違えやすいキーの大きさ・配置
計算中に本体が動く本体サイズ・すべり止め
液晶が見づらい表示サイズ・画面角度
特に困っていない無理に買い替える必要はない

簿記2級だから高価な電卓が必要なのではなく、現在の電卓で感じている不満を解消できるかを基準に選ぶことが大切です。

卓上で使う大きめの電卓を探すなら「CASIO DS-12WT-N」

小型の電卓ではキーが押しにくい、学習机に置いて使いやすいサイズの電卓がほしいという場合は、デスク型の実務電卓が候補になります。

「CASIO DS-12WT-N」は、12桁表示のデスク型実務電卓です。

普段から机の上に電卓を置いて問題演習をする人や、小型の電卓では操作しにくいと感じている人は、候補の一つとして確認してみてください。

また、すでにCASIOの電卓を使っている場合でも、購入前には現在使っている電卓とのキー配置の違いを確認しておきましょう。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]CASIO カシオ デスク型実務電卓 12桁 DS-12WT-N
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早打ちや安定性も確認したいなら「SHARP EL-N432-X」

電卓を素早く入力したときの操作性や、机の上での安定性が気になっている場合は、「SHARP EL-N432-X」も候補になります。

EL-N432-Xは12桁表示に対応した実務電卓で、2キーロールオーバーの早打ちに対応しています。

また、大型のすべり止めゴム足を備えているほか、液晶部分の角度を調整できるチルトディスプレイを採用しています。

そのため、

  • 今の電卓では素早く入力すると使いにくい
  • 計算中に電卓が動くのが気になる
  • 液晶の角度を調整したい

といった不満がある場合に、比較候補として確認しやすい機種です。

CASIOとSHARPは「どちらが上か」ではなく使いやすさで選ぶ

ここで紹介した2機種も、どちらかがすべての人に適しているわけではありません。

電卓はメーカーや機種によってキーの配置や本体サイズ、操作感などが異なります。

特に簿記の勉強では同じ電卓を繰り返し使うため、スペックの違いだけでなく、自分が普段の問題演習で使いやすいかも重要です。

すでにCASIOやSHARPの電卓を使い慣れている場合は、別メーカーへ変更することでキー配置に慣れ直す必要が生じることもあります。

価格だけで決めるのではなく、

今の電卓で困っていること
↓
買い替えによって解消したいこと
↓
必要な機能やサイズを確認する
↓
条件に合う電卓を選ぶ

という順番で考えてみてください。

そして、現在の電卓で問題なく演習できているのであれば、無理に買い替える必要はありません。

次に、買い替えずにそのまま使ってよいケースも確認していきます。

電卓を買い替えなくてもよいケース

反対に、

試験のルールを満たしている

数字を見やすい

キーを問題なく押せる

普段の問題演習で困っていない

のであれば、現在の電卓をそのまま使う選択肢があります。

「簿記2級を受けるなら電卓も2級用へ買い替える」

と考える必要はありません。

特に3級の勉強から同じ電卓を使っている場合、すでにキーの配置や操作に慣れていることもあります。

新しい電卓に替えるメリットと、

慣れている電卓をそのまま使えるメリット

の両方を考えましょう。

教材も同じですが、学習道具は新しくすること自体が目的ではありません。

現在の道具で不足していることがある場合に買い足す、という考え方ができます。

関連記事:簿記2級のテキストはどう選ぶ?独学で必要な教材と買い足す判断基準

ネット試験では電卓以外に何を持っていく?

簿記2級をネット試験で受験する場合、当日の持ち物も確認しておきましょう。

日本商工会議所の案内では、受験者が持参する主なものは、

本人確認証

電卓

です。

筆記用具は試験会場でボールペンが用意され、受験者が自分の筆記用具を持ち込むことは禁止されています。

計算やメモに使う用紙も会場側が用意します。

現在の案内ではA4サイズ2枚です。

使用したメモ用紙は試験終了後に回収され、持ち帰ることはできません。

また、パソコンの計算機能も使用できません。

そのためネット試験でも、

自分が普段使っている試験対応の電卓を持っていく

ことになります。

ネット試験と統一試験のどちらを受けるか迷っている場合はこちらで違いを整理しています。

関連記事:簿記2級はネット試験と統一試験どっちがいい?違いと選び方を解説

本番だけ別の電卓を使わない

試験で使う電卓を決めたら、普段の問題演習でも同じ電卓を使っておく方がよいでしょう。

電卓によって、

キーの位置

キーの大きさ

本体のサイズ

押したときの感覚

などは異なります。

試験直前に新しい電卓へ替えると、

「いつもの場所にキーがない」

といったことが起こる可能性があります。

特に本試験形式の問題へ進んだら、実際の試験で使う予定の電卓で練習します。

問題を解く

だけでなく、

その電卓を使って問題を解く

ところまで普段の演習に含めておきましょう。

本試験形式の問題へ進むタイミングはこちらで整理しています。

関連記事:簿記2級の過去問・予想問題はいつから?本試験対策へ進むタイミングを解説

簿記2級の電卓を3段階で判断する

電卓を新しく買うか迷ったら、3段階で判断します。

STEP1 試験で使える電卓か確認する

最初に、現在持っている電卓が試験ルールを満たしているか確認します。

使用禁止の機能があるなら、本番で使用できる電卓を用意します。

スマートフォンやタブレット端末の電卓を使っている場合も、別途電卓が必要です。

STEP2 現在の電卓で問題演習する

試験で使用できるなら、実際に2級の問題を解いてみます。

そこで、

数字を見づらくないか

キーを押しにくくないか

入力ミスが頻繁に起こらないか

を確認します。

問題なく使えるなら、買い替える必要性は高くありません。

STEP3 具体的な不満があれば買い替える

実際に使った結果、

「表示が見づらい」

「キーが小さくて押しにくい」

などの問題があるなら、その不満を解消できる電卓を探します。

この順番なら、

簿記2級だから買う

のではなく、

現在の電卓では解決できない問題があるから買う

という判断ができます。

「簿記2級だから買い替える」のではなく今の電卓で困るか確認しよう

簿記2級では電卓を使用できますが、使用できる機能にはルールがあります。

まず、

今の電卓は試験で使える?
↓
2級の問題を解いて使いにくくない?
↓
具体的な問題がある?
↓
必要なら買い替える

という順番で確認しましょう。

3級で使用した電卓がルールを満たし、2級の問題演習でも問題なく使えているなら、そのまま使う選択肢があります。

一方、スマートフォンの電卓しか使っていない場合や、試験で使用できない機能がある場合は、本番で使える電卓を用意する必要があります。

大切なのは、

「簿記2級におすすめの電卓は何か」から考え始めないことです。

まず現在の電卓で困っていることを確認します。

そのうえで買い替える必要があると判断した場合だけ、自分に必要な条件を満たす電卓を選びましょう。

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